歯周内科治療とは? 続き
投稿日:2016年9月9日
カテゴリ:歯周病
それでは、前回の続きになります。
前回ご紹介させていただいた、のぶデンタルクリニック中町で行っている
新しい歯周病治療”歯周内科治療”についてお話していきたいと思います。
歯周病菌のDNA検査を行った後、約1週間後に検査結果が出てきます。
検査結果をもとにして、その出てしまった菌に合う抗生物質を処方して
患者さんに服用していただき歯周病菌の数を減らしていきます。
調べる歯周病菌の種類は5菌です。
お口の中には300~400種類もの細菌が存在します。
その中でも最も悪いとされる歯周病菌の数を調べることが出来ます。
その菌は下記の5菌です。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
➊ポルフィロモナス・ジンジバリス=P.g菌
➋トレポネーマ・デンティコーラ(らせん状菌)=T.d菌
➌タンネレラ・フォーサイシア=T.f菌
➍アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス=A.a菌
➎フソバクテリウム・ヌクレアタム=F.n菌
1~3のポルフィロモナス・ジンジバリス、トレポネーマ・デンティコーラ、
タンネレラ・フォーサイシアは、レッドコンプレックスと言い、悪の三兄弟と呼ばれる3大歯周病菌です。
この菌達が基準値(1000以下)を超えてしまうと歯周病のリスクが高いとされます。
(DNA検査をして、1~3の菌の合計が3000以下だと綺麗な状態と言われてます。)
投与された抗生剤を飲んで頂いている期間にお口の中を
徹底的にクリーニングしていきます。
長年蓄積してしまった歯周ポケット内の歯石(縁下歯石)を除去(SRP)したり。
歯の表面についてしまっているバイオフィルムをPMTCによって破壊していきます。
この作業を何回か繰り返し行うことにより、歯周病菌を除菌できさらに菌が住みにくい
環境にお口の中を変えていくことが出来るんです!!!
抗生物質を服用し歯周病菌を除菌、
そして歯科衛生士による口腔内のプロフェッショナルケアを繰り返した後は
初診時の歯周病菌の数と処置後を比較するため再びDNA検査をします。
結果が基準値を下回ることが出来ていれば、歯周内科治療は完了です!!
DNA検査で確実に内科的に患者さんに負担が少なく
短期間で歯周病を完治させることが出来るのがこの歯周内科治療です。
ぜひ一度お口の中に住み着いてしまっている菌を顕微鏡で見てみませんか??
歯周病でお困りの方、もしくは歯周病の検査をしてみたい方はぜひ
世田谷区中町にあります のぶデンタルクリニック中町 までお気軽にご相談ください。
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