子供の矯正、いつからはじめたらいいの?
投稿日:2018年7月18日
カテゴリ:ランパ、バイオブロック 噛み合わせ 審美歯科 矯正
お子様の歯並びが気になってくる時期として1番多いのが、下の前歯が抜けて永久歯が生えてくる6歳頃だと思います。この段階で、あら?おかしいな?と思われ歯科医院で相談される方が多いのですが、そこである問題に直面します。それは、矯正、いつからはじめたらいいの?という問題です。ある医院では永久歯が生えそろうまで待ちましょう、違う医院では今すぐはじめたほうがいいと言われ、結局どっちなの?と迷われる方が多い気がします。これはどちらが正しいとか、良い悪いということではなく、考え方の違いによるものなのです。
日本の矯正治療はアメリカ式とヨーロッパ式に大きく分かれます。主に大学で教わるのはアメリカ式で、成長が落ち着いた小さな顎に合わせ、歯を抜いて、そのスペースを使って並べる方法です。メカニカルに進んでいくので、終わる時期もある程度予測できますし、歯の位置や角度も厳密に調整することが出来るので審美面で優れています。ただお口の中が狭くなってしまうので、舌がいき場を失い奥に下がることでいびきをかいたり、無呼吸症候群になったり、飲み込みにくいと感じる方もいるようです。またどちらかというと後戻りを起こしやすいです。
ヨーロッパ式は、お子様の顎の成長発育をうながし、成長不足の顎を本来の理想的な大きさにすることで歯を並べる方法です。顎を広げるので抜歯をしないのはもちろん、舌が上がるスペースができ、口呼吸から鼻呼吸へ呼吸が変わり、矯正が進むにつれてどんどん健康になっていきます。歯並びの仕上がりは、人為的に作ったものではなく、その子自身が作り上げる歯並びなのですごく自然ですし、後戻りも少ないです。ただ永久歯が生えそろうまでは管理が必要なので、終わる時期や期間に個人差があります。
当院ではお子様への矯正治療に関しましては、後者の考え方を取り入れており、一人でも多くのお子様が健康になれるようにお手伝い出来たらと考えています。
どの方法をとるにしても、しっかり納得した上で治療を進めていただきたいと思っていますので、少しでも気になることがございましたら、遠慮せずお気軽にご相談ください。お待ちしています!!
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