根管治療の痛みについて

投稿日:2021年6月28日

カテゴリ:根管治療

◽️歯の神経の治療「根管治療」

虫歯がかなり進行した場合、神経がある根管まで細菌が感染していることもあります。このような時は神経を抜く必要があります。また抜いた後は神経があった穴(根管)を専用器具を使用して綺麗にし除菌処理を行い、根管を無菌化します。

これが【根管治療】です。

 

◽️根管治療中の痛み・治療後の痛み

根管治療では、痛みを伴うことがあります。その可能性がある場合は、麻酔処置を行った上で痛みを減らしてから根管治療を行います。根管内に汚れを残したままだと、痛みが取れなかったり、再感染を起こし、再度根管治療を行わないといけなくなります。

「神経をとったはずの歯がなぜ痛むのか」

続く痛みに不安を覚える人も少なくありません。今回は根管治療の痛みについてご紹介して参ります。

 

◽️膿による痛み・歯肉に腫れと痛み

今まで歯の中に住み着いた虫歯菌が除去され、それにともない歯槽骨内に留まっていた細菌や膿を排出しようとする働きが起こり、歯肉に腫れや痛みが生じます。

また根管治療中、根管内に膿が溜まっている場合、ズキズキとした痛みがあります。腫れが酷い場合には、膿を出す処置を行います。

 

◽️噛むと痛みが出る

歯に物が当たったり、噛むと痛みを感じることがありますが、根の周りには噛んだ時に固いものや柔らかいものを判断する歯根膜という薄いクッションがあります。根の先からこの歯根膜まで炎症が広がっている場合、痛みを感じることがあります。

 

◽️薬を詰めた後の痛み

細菌で汚染されている根管を数回にわたり殺菌します。

新たに細菌が根管内に侵入しないために、また 空気が入らないように薬は緊密に詰め、圧をかけながら行います。その為、周辺組織に刺激が加わり2~3日痛みが続く場合があります。

また、根管内を完全に綺麗に出来ていない場合、新たに感染をしてしまい炎症を起こしてしまう事があります。

 

◽️治療は根気よく!

根管治療を全く無痛で行うことは難しいです。

しかし、途中で治療をやめてしまうと虫歯が進行したり、細菌が溜まり更に状況が悪化し痛みが強くなる事もあります。また最悪の場合、抜歯になることも…

出来るだけ頑張って最後まで治療して参りましょう!

当院ではマイクロスコープの用意があります。より精密に複雑な根の中の洗浄が行えます。

不安や気になる方は一度ご相談ください。

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