歯周病対策:免疫力は腸で

投稿日:2016年7月21日

カテゴリ:スタッフブログ

前回のコラムで書きました、「歯周病と免疫力」で免疫力が歯周病予防の重要なファクターになる事はご説明しました。

では、「免疫力」とはどのように高めるのでしょうか?簡潔にまとめます。
生活環境の改善、食生活の見直し、禁煙・・・等々ありますが、どれも結果的には身体の免疫力を高めるという所に結びつきます。

色々ありますが私は歯医者(歯科医)なので、少しだけ医学的観点の解説をさせて頂きます。

「免疫力」とは腸管で白血球の出す分泌物が多いことです。分泌物は次亜塩素酸やラクトフェリンです。免疫力を向上させるための最も効率的な方法は 「乳児期から累代飼育している自分の腸の中にいるビフィズス菌を増やし、白血球を遊走させて分泌物を増やす!」ことなのです。上記しました「ラクトフェリ ン」。最近よく耳にしますね。ビフィズス菌と何が違う?と考える方も多くいますが、ラクトフェリンはたんぱく質、ビフィズス菌は細菌(善玉菌)です。ラク トフェリンとビフィズス菌を同時に摂取することで、お互いの短所を補い、効果を更に高めるので同時に摂取することをお勧めします。

ラクトフェリンには口腔内では直接抗菌作用を発揮し、その後腸内では免疫力を高めます。大腸に存在するビフィズス菌には活動を活性化させ、更に鉄イオンを持っているので鉄分が不足している人の鉄分補強にまで。一石二鳥でも三鳥でもなってしまいます。

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