インプラント成功のコツ
投稿日:2016年10月24日
カテゴリ:インプラント
インプラント治療を成功させるためには、抜歯からその術式にこだわる必要があります。
抜歯に至る理由は様々ですが、多くは歯周病や歯根破折が原因で抜歯に至ります。
その場合ただ単に抜歯をしただけでは、その治癒の過程で頬側の骨が舌側に倒れこむように変形して治癒するため、歯槽骨の最高部は舌側に寄ってしまいます。
このように治癒した骨にインプラントを埋入しても、頬側の骨が斜めに傾斜しているためにインプラントを深く埋入するか、または頬側に骨をブロックで移植、またはチタンのメッシュなどスペースメイキングできる素材を用いて骨造成の必要性が出てきます。
このような術式は手術の回数も増え、体にかかる痛みなどの負担も増えますし、感染のリスクもありますし、お金もかかります。
なので、抜歯と同時に頬側の骨が内側に倒れないように、抜歯によってできた穴に人口の骨とBMPという骨を作るたんぱく質を充填しその上にアテロコラーゲンのスポンジを被せます。尚且つ非吸収性のシートを骨と歯肉の間に潜り込ませ縫合します。これをソケットプリザベーションと言います。
これによって、内部では骨と大切な不動歯肉も再生が始まるのです。
約4か月経ちますと質の良い骨と大切な不動歯肉が出来てきます、また頬側の骨もほとんど痩せる事無く治癒しますので。インプラントも良い位置に埋入できるのです。
抜歯からこだわると手術の回数も減り、体にかかる痛みなどの負担も減り、感染のリスク殆んどなくなり、お金セーブできます。
もちろん予知性が高く、安全で確実なオペができるようになるのです。
術式はシンプルなのが一番です。
■ 他の記事を読む■