喫煙の口腔への影響
投稿日:2017年3月2日
カテゴリ:歯周病
タバコには約4000種類の化学物質が含まれ、そのうちの約200種類以上が有害物質、約60種類が発がん性物質といわれ様々な成分が体へ悪影響を及ぼしています。
タバコの煙が一番最初に通過するのはお口です。
お口は禁煙の悪影響が貯留する器官になります。
お口に貯留・通過するタバコの煙による直接的影響と、血液を介した間接的影響の双方がかかわります。
タバコの煙の継続的な刺激が数々の疾患の発症、進行に関与することになります。
自ら喫煙によっておこるもの
・口腔粘膜→白板症、口腔がん(特に口腔底、舌、頬粘膜)、カルタ性口内炎、扁平紅色舌煽
・歯周組織→歯肉メラニン沈着、急性壊死性潰瘍性歯肉炎、歯周炎、喫煙関連歯周炎
・舌→正中菱形舌炎、黒毛舌、舌白色浮腫、味覚障害
・口唇→メラニン沈着、角化症、口唇炎、口唇がん
・歯→色素沈着(ヤニ)、歯石沈着、根面カリエス
・詰め物、被せ物→色素沈着(ヤニ)
・その他→口臭、唾液分泌・性状変化、壊死性唾液腺化生
受動喫煙によっておこるもの
・歯周組織→歯肉メラニン沈着、歯周炎
・乳歯→虫歯
妊婦時に喫煙
胎児→口唇裂、口蓋裂
このように喫煙による悪影響はたくさんありますので、喫煙されている方は
是非生活を見直していただき、禁煙をおすすめさせていただきます。
のぶデンタルクリニックでは禁煙の相談も承っております。
お気軽にご相談ください。
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