インフルエンザと口腔ケア

投稿日:2018年2月8日

カテゴリ:予防歯科

インフルエンザの患者数が過去最高の283万人を超えたというニュースを聞くと、予防してもかかってしまうのではないか..と不安になりますが、こういった時だからこそ、基本に戻ってしっかり予防対策をしていきましょう!基本的な予防といえば、手洗い、うがい、マスク着用、寒さ対策を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は「歯磨き」、「口腔ケア」がさらに予防効果を高めているのです。

口腔内の細菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素(プロテアーゼやノイラミニダーゼ)を出すため、口腔を不潔に保っているとインフルエンザに感染しやすくなるということなのです。また、歯周病による炎症もウイルス感染を促進させますので、注意しなければなりません。外からの菌が侵入してこないよう口呼吸ではなく、鼻呼吸を意識することも大切です。

歯だけではなく、舌のケアを忘れずに行いましょう。これは介護施設での高齢者に対する調査結果ですが、歯科衛生士より歯磨き、舌磨き指導を受けた高齢者はそうでない方と比較して、インフルエンザ発症率が十分の一に減少したというのです。

舌クリーニング方法など、分からない方はお気軽にお問合せください。口腔ケアでインフルエンザ予防対策しましょう。

 

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