痛みのない虫歯治療
投稿日:2019年6月12日
カテゴリ:虫歯
虫歯治療の中でも痛みの苦手な方には興味深い内容であるかと思います。
まず、痛みのない虫歯治療=削らない治療、ではないということですね。
なぜなら、しっかりと表面麻酔を実施し、体温まで暖められた浸潤麻酔を弱圧で注入していけば痛くない麻酔が可能ですし、その上でなら虫歯を痛みなく取り除くことが理論上可能だからです。
今回はこういったものではなく、麻酔などの除痛法を用いないで行える虫歯治療について、焦点をあててお話したいと思います。
まず1つめに、オゾン治療があります。
オゾンには強い酸化作用があります。それを殺菌に転用しています。独特の匂いがあります。
虫歯自体が残っていても、オゾンガスを適用すればその虫歯の中には虫歯原因菌がいなくなりますので、進行も止まる、というわけです。
しかし、オゾンガスの浸透する深さは深くても2ミリといわれていますので、それより深く大きな虫歯の場合はある程度虫歯を除去してから適用することになると思います。また、深い虫歯の場合、オゾンガスの刺激もあり、しみることもあります。
2つめに、doc’s best Cementを使用する方法があります。
ドックスベストセメント、と読むこれは、成分に虫歯原因菌に対して殺菌作用を示します。
詰めるための溝や穴をほんの少しだけ開けて上げる必要がありますが、痛みはないです。
虫歯の中に3ヶ月ほど詰めておくと、虫歯原因菌が殺滅され、虫歯の進行が止まります。その後、ドックスベストセメントを一部、または完全に除去して、しっかりした詰め物(たいていはレジン)を詰めていく流れになります。
オゾン治療とドックスベストセメントをあわせて使用することより確実になります。
当院では、オゾン治療とドックスベストセメントを併用することで割安になるプランも用意しております。
しかし、オゾン治療、ドックスベストセメント治療の双方に共通して言えることとして、かなり進行している虫歯には効果的ではないということです。その場合は、先述した除痛法(麻酔)を使用したスタンダードなほうが治療としては確実と言えます。
ご興味がお有りでしたらまずはスタッフまでお気軽にお声掛けください。
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