矯正期間ってどれくらいかかるの?
ご自身の歯並びについてお悩みはありますか?
いわゆる治療した方が良い歯並びもさまざまです。
例えば、
出っ歯(上顎前突)・・・上の前歯が下の前歯より大きく前に出ている状態
八重歯・叢生・・・歯が重なり合っていてガタガタしている状態
すきっ歯・・・歯と歯の間に隙間ができている状態
過蓋咬合・・・上の前歯が下の前歯にを隠すように大きくかぶさっている状態
開咬・・・オープンバイトともいわれ、奥歯をかみ合わせたときに、上と下の前歯に隙間ができ開いてしまっている状態
受け口(下顎前突)・・・反対咬合といわれ、下の前歯が上の前歯よりも前方に出ている状態
などがあります。
矯正にもワイヤー矯正、マウスピース矯正、拡大床矯正など、症状により適した矯正方法を選択する必要がありますが、そもそも歯はどうやって動くのでしょうか。
歯は歯槽骨という顎の骨に埋まっています。矯正器具により歯に強い力が加わると、動く方向側の骨が吸収され、動いた後には新たに骨ができあがります。この繰り返しで少しずつ硬い骨の中を歯が動いていきます。一気にちからを加えてしまうと強い痛みを伴い、歯の神経や根にダメージを与えてしまいますので、ゆっくりとちからをかけて少しずつ動かす必要があります。そのため矯正治療は時間がかかるのです。
例えばワイヤー矯正の治療期間は一般的には1年半から2年ほどになります。もちろん歯並びにより前後しますので早く終わる場合もさらに長期になる場合もあります。
また、矯正は実際に歯を動かす期間に加えて、保定期間も必要になります。動かしたばかりの歯は元の位置に戻ろうとするので後戻りをしないようにリテーナーという装置を入れて固定する必要があります。保定期間は歯を動かすのにかかった期間と同じ期間が必要といわれています。
矯正は長期的な治療になりますので、早く終わらせるためにも虫歯や歯周病のリスクを減らすためにも定期的な通院とメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
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